Quantcast
Channel: 就職転職の強い味方~キャリアコンサルタントのすべて
Viewing all articles
Browse latest Browse all 36

人事が書類選考で見るポイント

$
0
0

履歴書や職務経歴書は企業が採用活動をする上で必ず目を通すことになる書類であり、これに書かれている内容によって求職者にどのようなスキルや能力が備わっているかを調査することになります。
仕事を探している人と人を探している人が初めてコミュニケーションを交わすのがこの書類選考の場ですので、ここで印象を悪くしてしまえば、書類選考の段階で落とされる可能性もありますし、もし面接をしてくれたとしてもイメージを払拭できなければ落選につながります。
採用担当者は書類選考時には何を見て、次の審査へ進めるかどうかを決めているのでしょうか。

表面的なもの

履歴書や職務経歴書に書かれている内容は勿論重要ですが、それ以上に第一印象として残るのは、やはり文字の綺麗さや写真の華やかさなどの表面的なことです。
字が綺麗だからと言って、必ずしも良い働きをしてくれるわけではありませんし、写真の印象が良いからと言って、仕事ができるというわけでもありません。
しかし求職者に対するイメージはどうしてもこれらによって判断されがちです。

大それた例を上げるならば、履歴書の顔写真に髪を染めた状態で耳にはピアスがついた写真を添付したとすれば、たとえ志望動機やこれまでのキャリア、その人が持っているスキルが充分であったとしても「不真面目な人間ではないか?」「本当にこの人が考えた内容なのか?」というレッテルが貼られてしまうことになります。
人は見た目では判断できないとはよく言いますが、それでも他に人を判断できる要素が少なすぎるために、見た目という限られた情報に頼らざるを得ないのが現実です。

これは文字の綺麗さについても同様です。
人が書いた文字は個性があり、その人の印象を大きく左右する限られた情報になりますので、必ず綺麗な文字で執筆していくようにしましょう。

記載されている内容は…

履歴書や職務経歴書に記載される内容は、文字の綺麗さや顔写真と共に重要な部分となります。
いくら綺麗な文字で書かれていたとしても、内容が良くなければ「この人材が欲しい」と思われないということです。

また内容については、一貫性があるかどうかも見られることになります。
どのような経緯で転職を考えるようになったのか、またなぜこの会社を選んだのか、今後はどのような働きで貢献をしていきたいと考えているかなどが書かれることになると思いますが、これらに一貫性が無ければそれだけで印象を悪くしてしまいます。
何を目指しているのかが分からない、得体のしれない人は採用したくないということですね。
結局の所、企業にとって都合の良い人間であるかどうかを書類によって見られるわけですので、企業がどのような人材を欲しているのかを正確に把握することが、転職希望者にとっては重要なのです。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 36

Trending Articles